趣味を聞かれて考え込む、自意識過剰なワタシ。

私は、昔から趣味を聞かれるのが苦手だった。

「○○さんの趣味はなんですか?」

誰でも一度はされたことがある、というか人生で何度も何度も巡ってくる、この質問。

私はこの質問が来ると、いつもうまく答えられなかった。

好きな事はたくさんあるのに…

私は無趣味?

いや、好きな事はたくさんある。

映画もよく見るし、音楽も昔から好きだし、お酒も色々飲むよ。お料理もおかしも作るし、運動や筋トレもよくやってる。絵も写真も好き。模様替えもよくするし、服やネイルも好きで、たくさん集めちゃう。あっ、ピアスは自分で作ったりもする!

こんなにたくさんあるのに、なんでどれも言えないのだろう。

だってどれも、「そこそこやる」だけで特に極めてはいなかったから。

これが私の趣味!と堂々と言えるほど、頻繁にしていることも、得意なことも、詳しく研究をしているものも、ないのです。

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詳しくないとマズイような気がして言えない。

最初に言っておくけれど、人に対してそんな意地悪な気持ちになったことは一度もない。

それなのになぜか自分に対してだけは、変な責任感?完璧主義?みたいな気持ちがあって、全然詳しくもないのに「趣味」なんて言ってはいけない気がしてしまう。

映画なんて信じられないくらい皆よく知ってるよね。余談だが私は国際結婚しておいてナンだけど、外国人の顔も名前も覚えられない。俳優も監督もよく知らない。

特に「趣味は料理」なんて言ってない人が、毎日インスタにお料理をアップしてたりする。筋トレも自分の体脂肪率や一日のタンパク質量を管理してたり…私はそういうことは一切していない。

昔からなんでもそこそこだけど抜きん出たものもなく、中途半端な自分が嫌いだった。他のことはダメでも、これだけは夢中でやる!と言えている友達が羨ましかった。

「趣味のなさ」は、私のそういう性質とコンプレックスが如実に表れた最たるものという感じだったのだ。

完璧にできてないと言っちゃいけないという呪縛

というわけでいつも趣味を聞かれると、「え〜なんだろ〜」みたいな入り方をしてしまう。

はっきり言って、一番面倒くさいタイプの人間だ。それはわかってる。みんなの会話の流れを止めるし、かと言ってオチも盛り上がりもないのである。

だけどうっかり「写真です」なんて言ってしまったら、趣味を聞き合うようなまだ浅い付き合いの中、どんなすごキャラが潜んでいるかわからない。

「えっカメラ好きなんですか!一眼ですか?僕Nikonで撮った写真のインスタアカウントあります!」とか来ちゃったらなんて言えばいい?正直に「あーいやiPhoneで適当に撮るのが好きで、自分だけで眺めて楽しんでます…」って言えるか?(考えすぎ)

「完璧なものだけが堂々とやっていると言える」という昔からの変なプレッシャー。これも余談だがそのせいで仕事でも、全然やってない人がうまくアピールしてどんどん進んでいくのを何度も見てきた。はっきり言ってその人の方がが正しい。仕事においてこのような気負いがあると、来た波をどんどん逃します。

そんなこんなで、まあとにかく魚好きを名乗るなら、さかなクンくらい詳しくないとダメという謎の呪縛がずっとあったわけです。

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ものすごく楽になった出来事

そんなある時、て言うか先週くらいのことなんですけど。とある仕事の現場で一緒になった人たちと雑談していた時のこと。

来たのです。あの質問が。

いつもなら「えっと〜そうですね〜…」ってなるんですが、その時フッと降りてきたのです。実はその1週間くらい前から、私はスペイン語を勉強していました。

いうても数時間しかやっていませんから、おはようの挨拶くらいしか覚えてませんでしたが、突然「いうたれや!自分がやってる言うたらそれでええねん!!!やってることになんねん!!!」みたいな気持ちになり、「私は今スペイン語をやってるんです」と言いました。

「えー!すごーい!」「ウノ・ドス・トレスだっけ?」みたいな感じでみんな優しく盛り上げてくれました。そう、これが誰かの趣味に対する正しい反応です。

その中で私の知らない単語をたくさん知っている人もいたので、素直に「始めたばっかりだから全然わからないです!○○さんの方が全然知ってますよw」と言いました。当たり前ですが、誰も「全然知らないじゃん!」「趣味っていうからにはもうちょっと把握しとけよ」なんて言う人はおらず、楽しい会話が続きました。

あれ?????

これでいいんじゃん。

あっけなく開いたドア

今まで、自分は趣味と堂々と言えるほどやってないから…と、趣味には含めてこなかった映画や料理や筋トレや絵やピアス作り…

でもスペイン語は、その中のどれよりも浅いもの。先週本を買ってきて、本当に数ページ読んだだけ。

それでも新しい趣味として、全然問題なかったんです。

私は今まで何をそんなに生真面目に凝り固まっていたんだろう、と思いました。

だいたいよく考えたら読書が趣味だからって1万冊読んだ、なんて人、いたか??読書が趣味という人がもし「実はまだ一冊しか読んでないけど楽しい!」と言っていたら、普通に素敵じゃないか。

それでいいんだよ。

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特に私の趣味を本気で聞きたいわけじゃない

これはあくまでただの日常会話。

誰が「Lisaの趣味は何か、具体的にどんな活動をしているのかをデータベースに入れ、そのレベルがどの程度か分析する」とかやるのでしょうか。当たり前にそんな人はいない。

別に本気で知りたいわけじゃなく、なんとなくの「人となり」「雰囲気」を掴むため、なんなら天気と同じ、ただの会話のトピックとして話しているだけ。

それなのに妙なプレッシャーと完璧主義で「うーん、どれもあまり極めていないのですが…」みたいになっていた自分が急に恥ずかしくなりました。なんという自意識過剰。まじで。

完璧にできていないから恥ずかしいというその気持ちこそが、とんでもない自意識過剰のブーメランだったのです。

自分に過度の期待をしないと楽になる!

最近すごく思うことなんですけど、いい意味で、あまり自分に期待をしない方が、リラックスできてうまくいくことって多いなって思いました。

他にも色々あるんですが、自意識過剰のオンパレードになるので今日はやめておきますw

私は目立ちたいとか自慢したいとか誰かに勝ちたいっていうことが昔から全然ないので、自意識は高くないと思っていたんですが、大人になってからこんな感じで、もしかして隠れ自意識が結構あるのかもしれないと思うようになりました。

まあ、人にダメージを与えるような悪い自意識ではないと思うので、うまく付き合っていく方法を見つけたいなと思う今日この頃です。